|
|
敷地は、神奈川県横浜市の第1種低層住居専用地域(建蔽率50%、容積率80%)にあます。周辺には緑が多く、交通量も比較的少なく、住環境には恵まれています。
1階に各個室・書斎、2階に居間・食堂・台所・和室と、私的空間・公的空間を完全に分離しています。
2階の居間に面して大きなルーフテラスを設け、屋外室として利用できるようにしました。真夏の夕方、「自家栽培の枝豆で生ビールを飲んだら最高だ!」と想像して図面を書きました。居間、食堂、和室と合わせると大空間が広がり、ご令嬢の結婚式もここで、できるんじゃないかと思います。
2階の食堂の南側に、クライアントの奥様の要望で、小さなサンルームを作りました。納まりに苦労しましたが、大工の棟梁のお蔭で、何とか格好がつきました。
1階の玄関ポーチの柱に、ボンデ鋼鈑を巻き、深緑色の塗装を施しました。近所で、「緑の柱の家」と親しみを込めて呼ばれるようになればいいなと思います。塗装が劣化したら、「日曜大工で、好みの色に塗り替えてください」と、ご主人にお話をしました。
都市ガス未敷設地域のため、給湯には電気温水器を使いました。本体をパイプシャフト兼メーターボックスの中に収め建物周りをすっきりさせました。浴室配管は、「長さと曲がり数」の制限があり大変苦労しました。設備工事の方の協力で、今回は何とか納めましたが、メーカーの改良を期待します。
|